カテゴリ:断熱・気密・換気( 10 )

ログハウスの気密

ログハウスはあたたかい。

あたたかいを漢字で書くと、

温かい

暖かい

となる。

ログハウスは構造体が丸太でできている。

木に囲まれるとリラックスできて、そのぬくもりは心を温かくする。

では、「暖かい」はどうか。

冬は暖房で暖めた空気を逃がさないためには断熱性とか気密性が関わってくる。

他に蓄熱性と言うのがあって、これはログハウスのもっとも長所なのだけれど。


あるとき、契約のその席でお客様から、

室内に木を使った住宅会社のパンフレットを見せられた。

その文章にはストレートにログハウスの悪口が書いてあった。

ログハウスは隙間だらけで寒い。と。。。

お客様は昔からログハウスに住みたいと思っていて、

たまたま目にしたパンフレットを見せてくれた。


木の家といえばログハウス。木材使用量では他の比ではない。

木の家で検討する人も一度はログハウスってどうなの?と

思い浮かべるだろうから、比較対象にされるのかもしれない。


確かに数年前の寒いログハウスはあったと思う。

けれど、それはログハウスだけの問題じゃなくて、

基礎や床、屋根の構造その他の細かな配慮がなかった。

一般木造住宅だって寒い家はあったから、

だから、建築会社は勉強会やグループをつくって研究し向上しようとしているんです。


では今、ログハウスが隙間だらけか?

木造住宅ではポリフィルムや気密テープで気密を取るのだけれど、

横積みのログハウスでは、ログとログの間は膨張テープで気密を取っている。

昨年、建築したマシンカットログ(フィンランドラミネート)で気密測定を行ったのですが、

かなりいい結果が期待できるものでした。

打ち合わせ漏れにより、測定準備に不備があり、

残念ながら正確な結果が出なかったのですが。。。

当然すべき準備ができていて、

正しく準備できれば、C値は0.5~0.6㎠/㎡くらいでしょう。とのことでした。

普段から、薪ストーブの火の着き方を見ていると「けっこう気密高いな。」と

思っていたけれど、ログ壁の気密性に自信を持ちました。

現在、高性能住宅でトップクラスでは0.1~0.3㎠/㎡

その次のクラスが0.4~0.6㎠/㎡、

北方型住宅ECOの基準では1.0㎠/㎡以下です。

もっとこうすると、更に成績が上がると思われるのは、

ログ壁とは全く別の施工部分で、すぐに取り組み改善できるものでした。

つまりログハウスは隙間だらけ・・・なんて過去の話。

そもそも、過去なら一般住宅だって改善すべき点は多々あったはず。

ログハウスは北海道よりもっと寒い北欧のもの。

ログハウスも日々の積み重ねで向上しているのです。




気密測定で得られるC値とは、
その家の1㎡あたりで何㎠相当の隙間があるか。。。というものです。
C値=0.2は1㎡あたり0.2㎠の隙間という意味。






by Logger21 | 2015-01-24 13:58 | 断熱・気密・換気 | Trackback

省エネ技術講習

省エネ講習会に出席。
e0123419_1621051.jpg

昨年3月に出席した施工者向け講習会の、設計者版の内容です。

2020年の改正省エネ法義務化に向けて、設計・施工とも必須の講習会です。
by Logger21 | 2014-12-10 16:20 | 断熱・気密・換気 | Trackback

省エネ技術講習

技術講習会出席。
e0123419_11554787.jpg

ここ数年で住宅の省エネルギー事情は急激に変化していますが、
北海道ではもう何年も前から取り組んでいること。

冬の暖房エネルギーを抑えることばかりに目が行きがちですが、
夏の暑さ対策にも対応できる家づくりは
北海道においても重要なところです。
今回も最新の技術情報を得ることができました。
by Logger21 | 2013-03-22 11:55 | 断熱・気密・換気 | Trackback

ログハウス技術講習会

ログハウス協会による技術講習会に行ってきました。

「省エネとログハウスの課題」、「防耐火認定」など、
とても重要なテーマです。

ログの「蓄熱性」の高さは、
ログ業界に携わる者なら誰もが感じているところですが、
それを住宅の性能として評価する指標がないのが残念です。


当日は、
e0123419_22211531.jpg

100人程の参加者でしたが、会場は満員。

ゆっくりする時間もなく、しばらくぶりの東京は日帰りでしたが、
春一番の突風が吹き荒れる天候でした。

その日は北海道も大荒れで、一日ずれたら猛吹雪で帰れないところでしたが、
札幌に帰って待っていたのは大量に積もった庭の雪かきでした。。
by Logger21 | 2013-03-07 08:00 | 断熱・気密・換気

木製三層ガラス回転窓

出張先の伊達市は、街には雪がほとんど無くて、
e0123419_2247196.jpg

もうすぐ春がくるという雰囲気だったのに、

昨日から今日午前中にかけて札幌や北広島の現場周辺は大雪。北海道は広いですね。

夕方北広島市内の現場に行くと、職人たちは、一日除雪に追われていたようです。
e0123419_2363183.jpg


排雪業者も大忙しで、すぐには来てもらえないんですよね。
ご近所さんも除雪されていました。

さて、北広島のポスト&ビーム住宅は、
窓と玄関ドアが入っています。

ログハウス21の扱っている窓は、

ガデリウスのエリートフェンスターという木製三層ガラスの回転窓です。
e0123419_22481814.jpg

回転窓は、窓を回転させると、外側の窓ガラスを室内側に向けることができるから、
二階以上の窓も、外壁側から脚立をつかって拭き掃除・・・という必要もないです。
部屋にいながらにして、窓拭きをすることができるのが優れたところの一つです。

断熱性能を現す数値に熱貫流率というのがあります。

外から内までの熱の通りを数値で表したものですが、
数値が小さいほど、熱が通りにくく断熱性能が高いことを示します。

冬は外の寒さが内へ通りにくく、夏は暑さが通りにくいのが性能が高いということです。

エリートフェンスターの熱貫流率は、1.25W/㎡・K
とても熱が通りにくいという数値。
Low-eガラスにアルゴンガスの組み合わせは、
日本国内で、最高クラスの高断熱窓です。

ガデリウスさんのエリートフェンスターは、
サイズも豊富で、アフター対応が良い、というのも
おすすめのポイントです。


建築中現場見学会のご案内
by Logger21 | 2011-03-04 22:55 | 断熱・気密・換気 | Trackback

地下の換気

今年の夏はむし暑かった。


モデル住宅には基礎の一部に地下室があり、24時間換気をしていたのだけれど、

「湿度80%」だったりする。

以前、地下室を持っている設計士さんから、

「換気するとかえって外の湿気をよびこむこともあるんですよ。

                 換気扇はとめて、除湿機を置いたほうがよいよ。」

と教えてもらったことを思い出した。

換気扇をとめて、除湿機を稼動すると、湿度は下がって快適に。。。

雨の日などに湿気を嫌って窓を閉めるのと同じ。
(雨が入るということではなく)

条件によってさまざまなところもあるのだろうけれど、

湿度の高いときは要注意です。
by Logger21 | 2010-09-09 21:16 | 断熱・気密・換気 | Trackback

ウッドファイバー 施工説明会


先日、㈱木の繊維による

ウッドファイバーの施工説明がありました。

裁断です。
e0123419_10454196.jpg

e0123419_10452969.jpg

これが、一軒当たりおおよそ100梱包位現場に入るそうです

・・・作業スペースの確保も重要です。

道産材による、木の蓄熱性能を活かす断熱材。

価格のこともあり、今は本州からの需要のほうが多いのだそうですが、

製造の効率化を図ることで価格をおさえ、

北海道での実績を増やしたいとのことでした。

関連記事 ウッドファイバー
by Logger21 | 2010-06-16 10:48 | 断熱・気密・換気 | Trackback

ウッドファイバー

北海道産木材からつくる断熱材があります。

ハンドカットやマシンカットは、丸太そのものが断熱の役割を持っています。

ポスト&ビームではどうか・・・という可能性を探るため、それをつくっている

㈱木の繊維さんへ行ってきました。

この技術はドイツからやってきたもので、木の繊維さんもドイツの会社と

ライセンス契約を結んでいます。

見学不可・撮影禁止のところが多いのですが、一部をご紹介。
e0123419_2338049.jpg

e0123419_2337385.jpg

↑カラマツとトドマツのチップの山。

ここから繊維状に加工し断熱材をつくり上げていきます。
e0123419_23382633.jpg

木の繊維さん曰く、『お菓子のドンがはじけるようにふくらませる技術』

これが、マル秘だそうです。

過去に日本国内でも、試作したところはあったのだけれど、

この技術がなかなか難しく成功には至っていないのでしょう。。。とのことでした。
by Logger21 | 2010-06-01 21:00 | 断熱・気密・換気 | Trackback

ログハウス21の断熱工事

ログハウスは夏涼しく、冬暖かい建物。
しかしログハウスといえども、
実際はログ以外の床があって、屋根、天井があって、P&Bだと丸太以外の壁があるので、
その部分の断熱をキチンと施工しないとそうなりません。

ログハウス21の断熱工事は、BIB断熱工法を採用しています。
BIB断熱工法の特徴は、
・吹き込み用グラスウール断熱材を使用。繊維同士が接着し固定するため垂直の壁や
 斜め天井に使用しても、振動や衝撃による沈下や変形の心配がない。そのため、
 高い断熱性を恒久的に維持する。
・吹き込むことにより断熱材が隙間なく入り込むので、暖房配管や電気、電話などの配線周り
 の施工も手間がかからず完璧に施工できる。
・短時間で施工できるので、施工直後に全てを一度に見渡しチェックすることができる。
・木材が乾燥などによってやせても、断熱材には弾力性があるので木材面に対して
 隙間ができない。
・無機質材料のため不燃性であること。
・IBEC(財:建築環境・省エネルギー機構)の評定取得工法なので安心して採用できる。
e0123419_18362325.jpg

*上の写真左側のピンク部分がBIB断熱。シートに穴をあけてそこから機械で吹き込む。
 ちなみに天井の黄色の断熱材は2F床の防音のために吹き込んでいます。
e0123419_1837424.jpg

そして、断熱材の性能を永続的に効果あるものにするのがこの銀色の防湿シートです。
これを断熱工事が終わったあとに上から貼ります。
これは室内で人が生活する時に出る水蒸気を断熱層の中に侵入させない役割を果たす
ものです。このシートを気密テープで隙間なく貼っていきますが、特に丸太との間は気密
テープを念入りに貼り、丸太がやせても切れ目ができないようにします。
さらに、このシートにはアルミを蒸着させていて、輻射効果を持たせています。つまり魔法瓶のような保温効果が期待できるということです。防湿+保温という優れたシートをBIB工法とともに採用し、確かで丁寧な施工をすることによって、恒久的に高い断熱性を維持することができるのです。

ログハウス21は以上の理由でBIB工法を採用していますが、技術は日々進化しています。
魅力的で楽しいログハウス、プラス暮らしやすさを追求するため、我々も断熱に限らず住宅性能に関する研究を続けています。

そして工法云々も大事ではありますが、どの工法でも一番大事なことは「確かな施工」です。
ログハウス21は私たちが造るログハウスに最適な工法を選択し、確かで丁寧な施工をすることがとても大事なことであると考えています。
by Logger21 | 2008-11-04 16:16 | 断熱・気密・換気 | Trackback

断熱のこと

札幌P&Bは先日、1F床の断熱を入れた。
e0123419_11444490.jpg

断熱材にも色々な種類と工法があるが、一番大事なことは
キチンとした施工をすることだと考えている。
良い断熱材を使っても間違った施工をしていれば何の意味もなさない。
断熱材をただ隙間なく詰めればイイってもんじゃないのだ。

だからよく、どの断熱工法が良いか?と話題になることがあるが、
当然の話、それは正しい施工をすることが大前提なのである。
断熱に関する資料や本はたくさんあるが、
それらにちょっと目を通しただけでも『断熱』というのは
非常に奥が深いということが分かる。
しかも技術は日々進化している。
知識と技術両方を兼ね備える必要があるのだ。

北海道の家において、非常に大切な工事である『断熱』に関しても、
我々は自信を持って取り組んでいる。
by Logger21 | 2007-10-29 15:15 | 断熱・気密・換気 | Trackback